薬害問題について その2
HIV(HumanImmunodeficiencyVirus)とは、ヒト免疫不金ウイルスのことです。
人の免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊して、後天的に免疫不全を発症させるウイルスです。
薬害エイズ被害は大変な規模になりましたよね。
1人ないし2人分の国内産血液からつくるクリオ製剤を用いる、あるいは非加熱製剤をすみやかに回収し加熱製剤に切り替える、などの対策を早期にとっていれば、HIV感染の拡大は防ぐことができたのです。
ところが、数千人の血液を混ぜ合わせてつくる非加熱血液製剤の危険性がアメリカで明らかになってからも、医師はその危険性を患者に告知せず、製薬企業も輸入と販売を続け、当時の厚生省は対策もとりませんでした。
また、医師が感染を患者に告知しなかったために、二次感染が生じたことも大きな問題でした。
薬害エイズは、国や製薬企業が適切な対策をとらなかったために拡大したのです。
結局、この問題は、血友病の専門医や厚生省の責任者、および企業の経営者が刑事責任を問われる最初の薬害事件に発展したのです。




